『意外と奥が深い行政対応 その⑥』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『意外と奥が深い行政対応 その⑥』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

先日、あるグループホーム経営者と
話していた時の話です。

A社長の会社では手続き漏れがあり、
報酬が減算になってしまいました。

過誤請求を急いで処理するように
行政から急かされていました。

「今月末までには過誤調整をして
支払いを完了させてください」

と。

他県のグループホームの方と相談していると
A社長の運営体制ではある加算を取ることが
できることを知ったそうです。

同じ行政担当者にその件を聞くと

「もちろん加算は取れますよ」

という回答が返ってきました。

でもA社長は釈然としなかったそうです。

上の担当者には社内の現在の体制、
加算の取得状況を伝えてはいた。

すべて把握していたのです。

でも「〇〇の加算が取れますよ」
というアドバイスは担当者からはない。

そこでA社長は改めて気づいたようです。

担当者は減算についてはルールなので
厳しく取り締まる。

でも加算については、
運営側から問い合わせをしないと回答をしない。

減算は能動的に、加算は受動的にという姿勢だと。

だからルールが改正されたら
ホーム側から情報を取りに行き、

「〇〇加算は当グループホームは該当しますか?」

と、こちらから確認していかなければなりません。

無知は経営を圧迫してしまいます。