『利用者とスタッフとの距離感』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『利用者とスタッフとの距離感』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

グループホーム事業を一般的な業界に置き換えると
お客様=利用者、サービス提供者:運営側、
ということになります。

昔は「お客様は神様」と言われていましたが、
今の時代では、捉え方が変わってきていますね。

利用者はお客様ではありますが、
神様ではありません。

かといって友人でもありません。

よくグループホームは一つの屋根の下で
“家族みたいだ”という人がいますが、
実の家族とも関係が違うかと思います。

利用者とスタッフとの距離感は何がベストなのか。

私はお客様と友人の中間くらいが
丁度いいのではないかと思います。

「お客様」に寄りすぎてしまうと距離が出ます。

心の距離があると利用者の困っていることを
聞き出して対処することはできません。

「友達」にしてしまうと、
サービス提供側のプロフェッショナル意識が
向上しません。

お金をいただいている意識がないと、
惰性で仕事をします。

「家族」でも同様です。

家族ならば
「心が繋がっていれば知識・スキルなんて…」
と精神論に偏りがちになります。

親しみやすさを持ちつつ、
礼儀正しさを忘れない。

常に近い存在でありながら、
プロフェッショナルリズムを持ち合わせる。

過度な期待かもしれませんが、
スタッフにはどちらも兼ね備えてほしいと思います。