『経験者が陥りがちなバイアス』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『経験者が陥りがちなバイアス』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

「経験者でないと採用しませんか?」

こんなことを聞かれたことがあります。

結論からいえば、一スタッフであれば
経験値は目安であって絶対条件ではありません。

経験値が高い方ほど、
こういった言い回しを無意識にされる方がいます。

・自閉症の方って○○ですよね。

・ダウン症の方って〇〇ですよね。

・知的障害の方って○○ですよね。

・統合失調の方って○○ですね。

あげたらキリがないです。

そういう発言が出る度に
気になってしまいます。

支援は個別で異なると言いながら、
「ステレオタイプ」で人を見てしまう。

ステレオタイプで一律に利用者を見て、
支援していくと大概トラブルが起こります。

知識は必要ですが知識は絶対ではないし、
見方が固定化されないように注意しなければならない。

知識はあくまでも「目安」くらいで、
一参考程度くらいにしておくとよいでしょう。

自分の見方が固定化されたら、
支援の幅や内容も固定化する。

支援者の柔軟な見方が
柔軟な支援を想像していきます。