『伊那食品工業から学ぶ年輪経営 NO.3』

こんにちは。
グループホームHARAUの松本です。

伊那食品工業の塚越英弘社長と対談させていただきました。

伊那食品工業様には『利益ウンチ論』
という考え方があります。

この話を始めて聞いたときは衝撃でした。

塚越社長はこんなふうにおっしゃっています。

「販促費や人件費など
必要な経費を差し引いて最終的に残った数字が利益。

つまり利益とはウンチである。

 皆さんはウンチをこれくらいだそうとか
 予め目標を立てることをしますか?

 でも多くの企業は利益=ウンチをどれくらい出すと
 目標を立てている。

 健康な体にさえなれば、
 自然と出てくるものがウンチのはず。
 
 ウンチの量を目標にする。おかしくないですか?

 健康なウンチが出てくる体質を作ることを
 目標するべきです

事実、伊那食品工業には
会社からトップダウンで降りてくる数値目標はない。

営業会議でも数値の話はない。

他社で見られる、営業会議内での
目標未達者への吊し上げもない。

何年後に売上をいくらにするといった経営計画もない。

それでも増収増益を続けているのだ。

このような事実を目の当たりにすると
私たちが常識だと信じてきた経営手法は、
資本主義の渦中で毒された考えなのかもしれない。

私はどうか?

ウンチを目標にしてしまうことがしばしば。

まだ道半ばの未熟者です。