『管理か?支援か?』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『管理か?支援か?』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

私はそもそも人から管理されるのが嫌いです。

そのため相手を管理することも極力したくありません。

責任者なのでマネジメントをしなければいけない立場ですが
マネジメント=管理ではありません。

管理とは、どうしても管理側が安心するだけで、
管理される側は苦痛が伴います。

管理は最低限に留める。
少なければ少ないほどいい、という考えです。

グループホームの中でも、
管理なのか?支援なのか?と疑問に思うことがあります。

「金銭管理」とは日常的に使われますが、
お金の主たる管理者はホーム側になります。

利用者からすれば自由に使いたいお金。
ただ計画的に使うことができれなければ、
依頼を受けて、ホーム側でお金を預からざるを得ません。

上記はよく見られる範囲ですが、
それ以上に金銭管理をされるグループホームもあります。

・購入したレシートは全て提出してもらう
・購入した食品や物品は全てスタッフに報告してもらう
・毎回残ったお金は全てホームに戻してもらい、
 最低限必要なお金のみしか利用者さんに持参させない

利用者個々によって、
どこまでやるのかは当然異なるでしょう。

上記のような管理を強化すれば、
トラブルがなくなるかといえばそうでもないようです。

本人からすれば、スタッフに知られたくないものも
当然購入している。
そのようなレシートは処分する。

するとスタッフからお金が合わないと注意を受ける。

利用者は怒られないように○○に使ったはずと嘘をつく。

さらに自分の立場が悪くなる。
嘘が続くとグループホームにいづらくなる。
息苦しい日常が続く。

このように悪い流れができてしまいます。

ホーム側も利用者側もどちらも不幸な結果ですね。

だとすれば、これは支援ではなく
ホーム側が自己満足しているだけの管理。

支援者側が自己満足するだけの管理になっていないか。
注意しなければなりませんね。