『ヤジと罵倒の住民説明会』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『ヤジと罵倒の住民説明会』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

知り合いが20名定員のグループホームを
ある地域に建設しました。

大きな施設なのでオープンする前に
住民説明会を実施されました。

周囲にチラシを撒き、3回ほど開催したそうです。

住民の質問に真摯に回答する。
それでも彼・彼女らは納得されなかったそうです。

感情的に“やめて欲しい”という領域なので、
理屈で丁寧に説明しても平行線のまま。

3回の説明会すべてに参加される住民の方もいます。

彼・彼女らもいろいろ予備知識をもって臨んでいるので、
障害者へ差別的な発言はしない。
一線を越えないようにしているんですね。

「〇〇されたらどうなんですか?
 私達は不安です」

という質問が続く。

「私の子供が公園で障害者さんに
怪我をさせられたらどうするんですか?」など。

知り合いは、ヤジを浴びて
屈辱的な時間だったと言います。

感情的に嫌だと思った住民を
「賛成側」に持ってくるのは現実的に難しい。

完成後に館内見学会をして、
何も言わなくなる人も中にはいるでしょう。

住民の「許可」をもらわないと
開設できないと思っていたら永遠に開設できない。

「賛成はしないけど仕方がない」と
諦めてもらうくらいのスタンスでやらないと
無理でしょう。

他の地域でも反対活動に熱心な住民がいることを
メディアに目にします。

社会の目が少しずつ変わっていってほしいものです。