『被害者であるならば、加害者でもある』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『被害者であるならば、加害者でもある』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

利用者さんにはいろいろなタイプがいます。

「被害者」意識を常に持っている障害者さんは
いませんか?

「私は〇〇さんに虐められた」

「私は〇〇さんに馬鹿にされた」

「私はルールを守っているが、
〇〇さんはルールを守らない」

「私は静かにしているが、
〇〇さんはうるさい声を出す」

「私は挨拶をしているが、
〇〇さんは私に挨拶をしない」

あげたらキリがありません。

「自分が被害者である」という発言です。

動機がどこにあるのかは分かりません。

「関心を向けてほしい」
「自分が褒められたい」
という欲求かもしれません。

自分のことはさておき、
他人の言動ばかり気になるのかもしれません。

動機は何にせよ、自分が“被害者”だと思っている方は、
“加害者”にもなっていたりします。

上で例をあげたものを無自覚でも
相手にもやっているのです。

「(無自覚で自分も)相手を馬鹿にしている」

「(無自覚で自分も)相手を馬鹿にしてしまう」

「(無自覚で自分も)ルールを守らない」

「(無自覚で自分も)大きな音を出している」

「(無自覚で自分も)挨拶をしない」

自分が被害者になっていることは訴えてきますが、
加害者になっていることには気づかず…。

ある作業所では
「〇〇さんはどうして仕事をさぼっているのか?」と
毎回のように職場スタッフに訴えてくる利用者さんがいるそうです。

一度話し始めると15分も20分も話し続ける。

周りから見れば、この行為も仕事をさぼっていると映ります。

手を変え品を変え、根気強く
一つずつ気づいてもらうことが必要ですね。