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『介入できない障害者間の人間関係トラブル』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『介入できない障害者間の人間関係トラブル』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

グループホームでの生活支援が主な対象になるため、
他範囲・他分野になると介入できないことがあります。

例えば利用者さんの職場での人間関係。

「職場のBさんから暴言を言われた」

「職場のCさんから無視された」

「職場のDさんに虐められた

などなど。

グループホームホーム職員は
職場での困ってることや愚痴の聞き役になります。

ただし上記のような職場での人間関係トラブルは
介入が難しい。

あくまでも利用者Aさんから見た情報なので、
事実かどうか定かではありません。

「これ以上まずいな」と察知をした場合は、
就労先との情報交換をしますが、
就労先の担当者も困ってしまうことがほとんどです。

「できることはやっていますが…。
これ以上、どうしたらいいでしょう?」

と八方塞がりなようです。

利用者Aさんの訴え通り、
虐めていると思われる相手Bさんに
職員が注意をすると、後々、
Aさんへの風当たりが強くなることがあります。

Bさんにとっては職員から注意をされるのが
面白くないでしょう。

あからさまな態度を取ると職員に注意されるので、
職員が見えない所でこっそりとAさんを非難したりする。

Aさんは正直に職員に相談すると、
自分への接し方が悪化するので、
それ以上、相談しなくなる。

職場である以上、
どこでも人間関係トラブルは起きます。

障害者同士でも例外ではありません。
そこは立ち入れない領域です。

話を聞くことしかできません。

グループホーム職員が介入しすぎることも
どうなんでしょう…。

誰しも向き合っていかないといけないテーマのような
気がしてなりません。

『福祉現場に起きる人間関係ストレス』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『福祉現場に起きる人間関係ストレス』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

福祉の職場で働くスタッフの
人間関係ストレスは3つに分けられるかと思います。

1 利用者とのストレス
2 他スタッフ(または上司)とのストレス
3 利用者の保護者とのストレス

1のストレスについては皆さん、
「これは仕事なんで仕方がないです」」
と割り切って対応されている方が多いように感じます。

2と3の方が精神的ダメージが大きいようです。

3において苦労されているグループホームのお話を
よくお聞きします。

利用者の方が正しく伝えられない、
保護者の方が歪曲して理解してしまう。

直接、保護者の方とお話をすれば
誤解が解けることもありますが、
少しのボタンの掛け違いも回数を重ねて、
積もっていくと、関係修復が難しくなります。

関係が狂い出すと
ちょっとしたことでも意見の衝突が
頻繁に起きるようになります。

そうなってくると、
本来は「利用者への支援」を第一に考えるべきでしょうが、
「保護者の見られ方がどうか…」が第一優先になってきます。

そうすると消極的支援に傾く。
少しでも余計なことは一切やらない、
何が事が起こりそうなことは一切触れないようにする。

これは福祉の世界だけではありません。

子供の学習塾や子供の習い事に関する事業も
同じようなことが起きています。

子供よりも子供の背景にいる親を見て、
子供への接し方が変わってしまうそうです。

「この子供を注意すると、親に曲がって伝わる。
すると本部へクレームが入る。
“うちの子が何をしたって言うんですか!”」

子供には無難に接するだけ。
まるで腫れ物のような存在になってしまう。

直接、担当者と保護者で話をし
事実を確認しあう。

伝え方も「要望」ではなく「依頼」から始めるなど、
一工夫が必要ですね。

『事実か?それとも“甘え”か?』

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『事実か?それとも“甘え”か?』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

グループホーム勉強会に参加すると
こういった相談が寄せられました。

「皆さんのグループホームでは利用者さんを
 職場にどのように送り出していますか?

 利用者Aさんが就労先に行くことをよく拒みます。

 お腹が痛い、頭が痛い、身体がだるい。
 と訴える。

 体温を測っても熱はない。
 
 本当に体調が悪いのか、
 ただ仕事を休みたい“甘え”なのか。
 見極めが難しい」

他のグループホームでも“あるある”ネタのようです。

統計をとっていくと
毎週月曜日に休みがちになる。
または週終わりの金曜日に休みがちになる。

本当に体調が悪い時もあります。

体調が悪くなく、
ただ“行きたくない”だけの時もあるようです。

体調の悪さを配慮しながらも

「早退してもよいから職場の職員さんへ
顔を見せてきてください」と背中を押す。

結果、問題なく1日通常通り勤務をして、
夜に聞くと体調が悪かったことを忘れている方もいる。

本当に当人の体調が悪くて出勤を促すと
何かあった時にホームの責任になるので、
本人の訴えがあれば毎回休ませるという選択肢を
取っている所もあるようです。

人間誰だって“甘え”はあるかと思います。

甘えを発見しても時にはスルーすることも必要。

慢性的になる甘え、一線を超えた甘えは
将来への問題を自ら作り上げることになる。

どのように対処するか。
ホームの考え方が現れますね。

『問題を解決しないことも支援』

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『問題を解決しないことも支援』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

障害者に起こる問題に過剰反応する人に
出会うことがあります。

「Aさんは職場で人間関係が上手くいっていないです。
これは職場側にどうにかしてもらわないといけない」

「Bさんは就労先で他の人より作業が遅くて自信を失っている。
自信を失わないように支援をしてもらわないといけない」

「Cさんは勤務先までの通勤時間がかかって身体的疲労がある。
もっと近くで就労先を探さないといけない」

どれを聞いても、

「(できるなら)そうしたほうがいい」

というものばかり。

でも冷静に考えていると、障害を持っていない人でも
同じ問題にぶつかることはごく日常。

誰だって、人間関係に躓くこともある。
就労先でなかなかスキルが上がらないこともある。
通勤が大変というのもある。

ならば支援者がそれを解決しようとすることが
果たして是なのか…。

もちろん障害特性によって、
無視できないものがあるのことは重々承知しています。

誰しも問題が何一つない環境で
生きていけるのが安心・安全だとは思いますが、
現実はそうではない。

常に何か問題は降りかかります。

支援者が過剰に問題解決に踏み入れ、
障害をお持ちの方にとって
桃源郷=無菌状態を作ろうとすることは
長い目で見たら支援なのか。

あえて問題を“解決しない”ということも
支援の1つではないかと思います。

『ヤジと罵倒の住民説明会』

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『ヤジと罵倒の住民説明会』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

知り合いが20名定員のグループホームを
ある地域に建設しました。

大きな施設なのでオープンする前に
住民説明会を実施されました。

周囲にチラシを撒き、3回ほど開催したそうです。

住民の質問に真摯に回答する。
それでも彼・彼女らは納得されなかったそうです。

感情的に“やめて欲しい”という領域なので、
理屈で丁寧に説明しても平行線のまま。

3回の説明会すべてに参加される住民の方もいます。

彼・彼女らもいろいろ予備知識をもって臨んでいるので、
障害者へ差別的な発言はしない。
一線を越えないようにしているんですね。

「〇〇されたらどうなんですか?
 私達は不安です」

という質問が続く。

「私の子供が公園で障害者さんに
怪我をさせられたらどうするんですか?」など。

知り合いは、ヤジを浴びて
屈辱的な時間だったと言います。

感情的に嫌だと思った住民を
「賛成側」に持ってくるのは現実的に難しい。

完成後に館内見学会をして、
何も言わなくなる人も中にはいるでしょう。

住民の「許可」をもらわないと
開設できないと思っていたら永遠に開設できない。

「賛成はしないけど仕方がない」と
諦めてもらうくらいのスタンスでやらないと
無理でしょう。

他の地域でも反対活動に熱心な住民がいることを
メディアに目にします。

社会の目が少しずつ変わっていってほしいものです。