『意外と奥が深い行政対応 その⑤』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『意外と奥が深い行政対応 その⑤』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

行政とのやりとりで
面倒くさく感じてしまうのが書類です。

何かと提出する書類が多いですね。

きちんと運営しているかどうかも、
結局の所、(記録を含めた)書類が
ルールに基づいて書かれているかどうか。

書類がきちんと書かれている=サービスの質が高い

というわけではないないですよね。

そこには相関関係がありません。

高齢者介護の世界で働いている方は、
「とにかく書くことが多すぎて記録が大変だ」
と言います。

その都度、書けるわけがないという声も聞かれます。

記録を書いている=利用者を見ていない時間

という理屈で考えると、

記録類を増やすと利用者を見なくなる時間が
増えるという矛盾が起こります。

でも行政側は
「利用者をよく見なさい」と言う。

するとよく見ているかをチェックするために
また書類が増える。

するとまた利用者を見る時間がなくなる。

書類以外に運営側を査定する方法がないのでしょう。

逆の見方をすれば書類さえ整備していれば、
きちんと運営している施設だと思ってもらえますね。