『アドラーの「課題の分類」を福祉に活かす』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『アドラーの「課題の分類」を福祉に活かす』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

『嫌われる勇気』という本がベストセラーになり
アルフレッド・アドラーが再注目されました。

彼が提唱している一つに「課題の分離」という
考え方があります。

~嫌われる勇気より~
まずは「これは誰の課題なのか?」を考えましょう。
そして課題の分離をしましょう。
どこまでが自分の課題で、
どこからが他者の課題なのか、冷静に線引きするのです。

言い方を変えれば、他者の課題には介入せず、
自分の課題に誰一人介入させないということ。

勉強をしない子供とその親の例が出てきます。

勉強をしないことで授業についていけず、
希望の学校にいけないのは子供自身。
勉強するかどうかは子供の課題。

親は勉強することは本人の課題であると伝えること。
見守り必要な時に支援することが親の課題。

自分がコントロールできるものには
自分の課題と認識する。

自分がコントロールできないものは、
相手の課題と認識する。

そこに境界線を引けるかどうか。

福祉の世界では、この課題の境界線を引けず、
自己責任で全て捉えて、
心が疲弊してしまう方がいるように感じます。

相手が誰であれ、
他人を変えることはできません。

支援者としてやるべきことをやったら、
そこから先は「相手の課題」と線を引くことが
必要ではないかと思います。