こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。
介護事業をされているクライアントへ
「組織づくり」「人材育成」の相談にのってきました。
いろんな悩みを聞くのですが、
「経営感覚を持った人材がいない」ということが
よく出てきます。
ここでいう経営感覚とは、
「売上」と「経費」を現状を見て、
適切な行動を起こせる力という意味です。
他業界から介護業界に参入して来た会社は、
とくにそれを感じるようです。
一部の業界では、一般社員レベルでも
「売上」「粗利」を意識して行動していますから。
障害者事業も高齢者介護事業と同様。
上記のようなことを言われている方がいます。
でも私の意見としては、
それは求めすぎでは?と思います。
経営感覚を持つ人材は必要ですが、
ほんの一部いれば十分だと思っています。
現場の末端レベルまで経営数値を把握することは
かなりの上級レベル。
全員に求める必要はない。
それよりは目の前の利用者を喜ばせることを
いつも一番に考えてもらうほうが重要だと思います。
向いていないことを努力してもらうことは
修行の領域です。
適材適所と言われる通り、
得意なことをやって貢献できたほうが、
本人にとっても会社にとっても利用者にとってもいい。
無理に「経営数値」を勉強させるのは
いかがなものか…と。
個々が輝く役割と場所を
会社は用意してあげたいですね。