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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『距離感は徐々に・段階的に縮める』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。
利用者さんからの本音を聞く機会があります。
「世話人のAさんは好きだが、Bさんが好きではない」
「世話人のCさんは苦手。世話人のDさんは大好き」など。
好き嫌いで人を区別しないようには努めますが、
なかなか難しい。
「今日は〇〇さんが出勤か…」と
シフトをチェックしている利用者さんもいます。
ファーストコンタクトは特に注意する必要があります。
印象は後まで引きずるので。
利用者さんも新しい職員の採用が決まると、
どんな人が来るのか、
ドキドキ、ソワソワしているケースをよく見かけます。
出勤日数が少ない世話人さんは、
短い期間で距離を縮めたいと考えます。
早い段階で利用者さんとたくさん話をして、
距離と縮めたいという人もいます。
たくさん話しかけられることを嬉しいと感じる利用者もいますが、
一方でそれを毛嫌いする利用者もいます。
短い時間で、根掘り葉掘りプライベートなことまで聞かれると、
相手は引いてしまう。
仲良くなりたいというのが支援者側の気持ちですが、
「なんでそんなことまで言わないといけないの?」
と思われていることも。
勉強熱心なことが裏目に出て、
利用者の特性を把握したいと思いから、
初回からたくさん質問をしたことが
裏目に出てしまうこともあります。
なのでそういう利用者さんには、
ゆっくり、段階的に距離を縮めるように、
あらかじめ世話人さんへ伝えておかなければなりませんね。
コミュニケーション力に自信がある人は、
利用者さんと話す・聞く量を増やそうとする。
でも相手の特性を見誤ると
土足で踏み込まれた感覚になってしまう。
ファーストコンタクトで失敗しないように、
利用者情報の共有は大切ですね。