━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『コロナがもたらした混乱』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。
コロナ危機によって私達グループホームも
少なからず影響を受けます。
利用者さんが通う就労先(B型)も同様です。
先日、他のグループホームで
こんなことがあったそうです。
2020年4月から約2~3ヶ月間、
緊急事態宣言によりB型就労先などは、
出勤停止になりました。
そこで利用者はグループホームで
1日中、待機になりました。
日中に就労に行く前提でシフトを組んでいる
グループホームは、増員をせざるを得ません。
つまり人件費が上がってしまいました。
就労先としては、本来は通所してもらわないと
報酬として計上されません。
今回のコロナ期間は、利用者さんに連絡を入れて、
体調確認をしたり、課題の進捗を確かめたりして、
それが支援をみなされ、報酬として計上されたそうです。
過去に類がないためか、
「日中の報酬を就労側が申請するか、
グループホームが申請するか、話し合いの上、
決めてください」
といった通達しかありませんでした。
「話し合いの上…」と内容がかえって
こじらせてしまったようです。
グループホーム側からすれば、
不満を持っている方が多数いらっしゃいました。
「就労先から電話が1日2本程度、利用者にかかってくる。
時間にして5分~10分程度。
グループホームは日中の8時間を支援している。
それで報酬が就労側につくのは納得できない。
人件費も上がっているのに…」
実態でみればグループホームが支援をしている。
でも報酬は就労先に入ってしまう。
「支援内容からすれば、
グループホームさんが報酬を取るのが普通ですよね」
といってくださる就労先もある。
でも就労先もコロナで経営が厳しい。
「報酬がほしい」と思うのは当然です。
そんなわけでグループホームと就労先で、
この自粛期間は電話で何度も話し合いを持たれた所もあります。
ガイドラインを国が出してくれれば、
もう少し話がこじれずに纏まったかもしれません。
HARUはというと…。
とくに日中の報酬は申請せずに、
就労先に100%計上していただきました。