『付随サービスには境界線を引く』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『付随サービスには境界線を引く』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

グループホームの通常サービスは、
生活支援全般です。

食事の提供、入浴や清掃の支援など
基本的な生活を営める範囲のものです。

ただここに付随して、
イレギュラー対応が増えていきます。

金銭管理や通院同行、
書類代行も入ってきます。

グループホームによっては、移動支援が使えず、
利用者の買い物同行や、散髪同行、定期検診同行なども
やっていて、疲弊してホームもあります。

ご両親が健在であれば、
お願いできるものが多々ありますが、
いらっしゃらない場合は、誰かがやらないといけない。

あるグループホームでは過剰サービスをして、
それが利用者には当たり前になってしまった。

今更、付随サービスを止めることもできないと
言われていました。

一般ビジネスの世界であれば、
何かオプションサービスをするならば全て有料です。

ですが福祉サービスはそこの境界線が曖昧です。

無料で+αのサービスをし、それが常態化すると
スタッフへの負荷がますますかかっていきます。

ですから「ここからはできません」と
はっきりラインを引かないと
内部が疲弊するでしょう。

一時的ではなく継続的に、
一定の質のサービスを提供できると
約束できないものは引き受けてはいけません。

約束を破ることが信頼を失うことに繋がるのですから。