こんにちは。
グループホームHARAUの松本です。
伊那食品工業の塚越英弘社長と対談させていただきました。
伊那食品工業様には『利益ウンチ論』
という考え方があります。
この話を始めて聞いたときは衝撃でした。
塚越社長はこんなふうにおっしゃっています。
「販促費や人件費など
必要な経費を差し引いて最終的に残った数字が利益。
つまり利益とはウンチである。
皆さんはウンチをこれくらいだそうとか
予め目標を立てることをしますか?
でも多くの企業は利益=ウンチをどれくらい出すと
目標を立てている。
健康な体にさえなれば、
自然と出てくるものがウンチのはず。
ウンチの量を目標にする。おかしくないですか?
健康なウンチが出てくる体質を作ることを
目標するべきです」
事実、伊那食品工業には
会社からトップダウンで降りてくる数値目標はない。
営業会議でも数値の話はない。
他社で見られる、営業会議内での
目標未達者への吊し上げもない。
何年後に売上をいくらにするといった経営計画もない。
それでも増収増益を続けているのだ。
このような事実を目の当たりにすると
私たちが常識だと信じてきた経営手法は、
資本主義の渦中で毒された考えなのかもしれない。
私はどうか?
ウンチを目標にしてしまうことがしばしば。
まだ道半ばの未熟者です。