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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『利用者さん抱える職場の悩み』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。
利用者さんによってB型・A型作業所から
一般の会社へ障害者雇用枠として勤めることを
目標にする方もいます。
住まいを提供してるグループホームでは、
職場での悩み事を聞くこともあります。
利用者さんが職場でつまづく理由を聞くと、
どれも私たちにも当てはまるなと感じます。
1 職場の同僚と合わない
職場では上司よりも同僚と話す時間も多い。
同僚からおせっかいにも、
いろいろ仕事の注意を受けることもあり、
仕事への自信をどんどん失っていく。
細かいことや自分ができないことを
指摘されると嫌になってしまう。
2 職場の上司と合わない
会社なので定期的に異動はやむを得ないでしょう。
異動が発生するシーズンでは、
皆さんドキドキしているようです。
ウマが合うか合わないかが大きい。
仕事ができる人はどこの部署からも引っ張りだこ。
優秀な上司の異動は諦めるしかありません。
3 体力的にキツイ
清掃業務、モノづくりにしても立ち仕事が多い。
最初は努力できますが、
徐々に体がしんどいという声が聞こえてきます。
ホームに帰ってくるとぐったりしている様子も見かけます。
勤務日数や勤務時間に配慮してもらえる会社ならば、
続けられることもあります。
4 仕事内容についていけない
同じ仕事をずっとやれれば混乱はないですが、仕事は生き物。
今までやったことがない作業をしなければいけなかったり、
新しい場所で作業することも求められる。
少しの変化への適応がストレスになってしまいます。
5 仕事に“面白さ”を感じない
お金のために好きでもない仕事をする。
これは現実的にあり得る話です。
“やりがい”“面白さ”を感じることはなく、
退勤時間まで時間が過ぎれば、ホッと一息。
障害を持つ方が長く勤められるように、
できる限りの工夫と配慮をしてくださる職場もあります。
それでも利用者から職場への愚痴が出ると、
「一般的な会社は○○ですよ」
と現実論を伝えることもあります。
100%満足する会社は世の中にはなく、
何かを我慢しなければいけない。
それを理解してもらわなければ、
転職先が見つかりませんし、
転職できても上手くいきませんので。