『福祉現場に起きる人間関係ストレス』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『福祉現場に起きる人間関係ストレス』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

福祉の職場で働くスタッフの
人間関係ストレスは3つに分けられるかと思います。

1 利用者とのストレス
2 他スタッフ(または上司)とのストレス
3 利用者の保護者とのストレス

1のストレスについては皆さん、
「これは仕事なんで仕方がないです」」
と割り切って対応されている方が多いように感じます。

2と3の方が精神的ダメージが大きいようです。

3において苦労されているグループホームのお話を
よくお聞きします。

利用者の方が正しく伝えられない、
保護者の方が歪曲して理解してしまう。

直接、保護者の方とお話をすれば
誤解が解けることもありますが、
少しのボタンの掛け違いも回数を重ねて、
積もっていくと、関係修復が難しくなります。

関係が狂い出すと
ちょっとしたことでも意見の衝突が
頻繁に起きるようになります。

そうなってくると、
本来は「利用者への支援」を第一に考えるべきでしょうが、
「保護者の見られ方がどうか…」が第一優先になってきます。

そうすると消極的支援に傾く。
少しでも余計なことは一切やらない、
何が事が起こりそうなことは一切触れないようにする。

これは福祉の世界だけではありません。

子供の学習塾や子供の習い事に関する事業も
同じようなことが起きています。

子供よりも子供の背景にいる親を見て、
子供への接し方が変わってしまうそうです。

「この子供を注意すると、親に曲がって伝わる。
すると本部へクレームが入る。
“うちの子が何をしたって言うんですか!”」

子供には無難に接するだけ。
まるで腫れ物のような存在になってしまう。

直接、担当者と保護者で話をし
事実を確認しあう。

伝え方も「要望」ではなく「依頼」から始めるなど、
一工夫が必要ですね。