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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『経費増加は○○です』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。
「飲食業界やアパレル業界は
コロナの影響があって大変ですね。
福祉業界は影響が少なくていいですね?」
このようにお話されている方がいました。
売上と経費に分けて考えてみましょう。
売上の側面から言えば、
通所系サービスは打撃を受けました。
極力、人が集まる所を避けるわけですから、
外出を控えますね。
通所がなければ、利用がないということなので、
報酬が下がることは当然のこと。
グループホーム事業は、
売上というよりも「経費負担」が問題になっています。
昨年はコロナ感染防止対策の経費の一部を
助成金として賄っていただきました。
今年度は4ヶ月が過ぎましたが、
残念ながら上記のような制度はありません。
コロナ感染を防止しようとすればするほど、
経費がかさみます。
自宅とは違って、徹底した対策が求められる。
トイレ、お風呂、シンクを使用したのち、
毎回消毒する。
共有部や手すりなども定期的に消毒。
小さな施設でも消毒液が
月に30リットル近く使われています。
次亜塩素酸水は効果がないと判断され、
エタノールを使うように指示されることもあります。
東京都の陽性者が増えている中で、
消毒をやらないわけにはいきません。
ワクチンを打っている人もいますが、
感染確率が下がるエビデンスがないため、
感染症対策が緩むことはありません。
ワクチンだけでなく治療薬の開発がされるまでは、
“安全のため”に感染症対策をし続けないといけない。
ここ数年でもっとも経費増加率が高いのは、
感染症予防関連の日用品。
区市町村が継続的に経済的なサポートを
してくれることを願うばかりです。