『融資課に断られた開業希望者』

こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

先日、銀行の融資課の方から
驚くべき話を聞きました。

「松本さんがされているようなグループホーム事業を
 始めたいから融資をしてほしいという相談に来た方が
 最近数名いたんですよ」

「何よりも驚いたのが、グループホームの
 立ち上げコンサルタントが同席されて、
 こちらから事業計画や直近の展望などをお聞きすると、
 コンサルタントの方が答えるわけです」

「まだ立ち上げていないから福祉のことは
 分かっていないのは仕方がないのですが、
 せめて自分の言葉で話してほしいですね。
 当事者であり責任者なんですから…。
 でもコンサルタントがメインで話されるわけです」

「コンサルタントはいずれいなくなる。
 この経営者が事業を運営できるか、不安になります。
 もちろん融資はあれこれ理由をつけて、
 お断りしましたけどね」

融資課に素人だと分かれば、
融資が通りにくくなる。
だからコンサルタント依存したということでしょうか。

すべての事業に共通していることですが、
せめて最初くらい“覚悟”がなければ、
事業を続けて困難にぶつかったときに
乗り越えることはまずできません。

事業を始める前に想像した障害・困難以上のものが
待っているからです。

コンサルタントに依存するのは止めましょう。