━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『グループホームが破壊される PART3』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。
引き続き、有識者会議で議論されている
現状のグループホームを「一般型」と「自立生活移行支援型」に
分けるという案について触れたいと思います。
厚生労働省のHPより。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000194160_00012.html
(※指定課題番号2 「障害者支援のあり方に関する調査研究」)
地域で自立した生活を行うために必要な知識、
技能等を身につけるためのサービスを「訓練等給付」と言います。
グループホームは利用者へサービスを提供することで
「訓練等給付費」を報酬としていただきます。
私はこの言葉に当初から違和感がありました。
就労移行支援、就労継続支援(A型・B型)等あれば、
そこには「労働」もしくは労働に向けて訓練という意味で
訓練という言葉は馴染みます。
しかしグループホームは生活の場。
生活の場で訓練されたい人はいるのだろうか…。
一人暮らし=自立ではないですが、
一人暮らしに向けて、生活の中で訓練を受けたい人は
その目的で設置されたサービスを利用すればいい。
私たちが住居に求めるのは、
訓練ではなく、安心・安全・居心地のよさ。
以前、19歳の障害者の息子を持つご両親と話した時の話です。
「息子が通う特別支援学校では、
何とか“できる”ように訓練する。
長い間、息子を見ている私からすれば、
できないことはできない。
むしろ“できない”ことは割り切って
受け入れることの方が大事。
先生が“できる”ように躍起になることは、
かえってハレーションやストレスを起こす」
こんなことを漏らしていました。
「訓練等給付費」といっている限りは、
なんとか“できる”ようにするという根底の考え方から
抜け出せないのではないか。
だから今回の改正案でも、
訓練をして一人暮らしへ送り出すという発想が出てくる。
訓練が求めている人は誰で、
訓練をする場はどこなのか。
そこを見誤ってはいけないと思います。
憤りと危機感をいだく事業者は多数います。
利用者からも声が上がっています。
署名活動が始まっています。
ぜひご協力ください。
https://www.change.org/p/%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%BE%8C%E8%97%A4%E8%8C%82%E4%B9%8B-%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%86%8D%E7%B7%A8%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AF-%E8%A8%93%E7%B7%B4%E3%81%AE%E5%A0%B4-%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8F-%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AE%E5%A0%B4-%E3%81%A7%E3%81%99-5468fe0e-3020-4538-8fea-489b8d3fdbfd?utm_source=share_petition&utm_medium=custom_url&recruited_by_id=9f5d6ff0-2a94-11ec-b09f-55cf6823135a