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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『ヘルプカードのトラブル』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。
電車やバスを利用していて、
ヘルプカードをつけている方を見かけるようになりました。
もともとの目的は、外見から分からなくても
援助や配慮を必要としている方々が、
周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、
援助を得やすくするためです。
ヘルプカードの取得はそんなに難しくないそうで、
簡単に手に入る自治体もあるそうです。
ですので悪用されてしまうケースもあると聞きます。
こんな記事が先日出ていました。
→https://news.livedoor.com/article/detail/17075933/
「このカードが見えねぇのかよ!」と怒鳴る男性の声。
おそらく私もそこにいたらビックリするでしょう。
この男性がどういった人物なのかは、
接点がないので詳細のコメントはできません。
ただこういった記事を見ることで、
少数の方の行為により、
イメージが悪くなることは避けられません。
彼は、
「ヘルプカードを自分を持っている。
なぜ席を譲らないんだ」
と思って、感情的になったのかもしれません。
しかし正確に言えば、
席を譲らないといけないというルールはありません。
意図していることは「配慮」の推奨です。
席をゆずるというのは選択肢の一つなのです。
ヘルプカードを使って加害者になってしまう。
こういったケースが増えないことを願いたいと思います。
“お互いに様”の精神を忘れずに。