障害一般

『グループホームが破壊される PART1』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『グループホームが破壊される PART1』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

現在、有識者(大学教授7人)により、
グループホームについて検討会議が
4回に渡って開かれたそうです。

それがとんでもない内容です。

3年後にこれが適用されると、
入居者も混乱し、事業者も1/3が倒産するでは?と
危機感と怒りを抱きます。

検討会議の趣旨は、
グループホームを「一般型」と
「自立生活移行支援型」に分けるというもの。

「一般型」は重度の障碍者を受け入れ、利用期間を定めない。

一方で「自立生活移行支援型」は、軽度(区分3以下を想定)を
受け入れ、利用期間を設定(目安3年)される。

簡潔に言えば、
区分3以下の中軽度の障害者は
グループホームを3年しか利用できない。

その後は一人暮らしを始めなさいということ。

現状、一人暮らしができる人で
一人暮らしを望む人は数年間グループホームに生活した後、
一人暮らしを始めています。

なぜ区分で切って利用者の進路を決めてしまうのかが
理解できません。

中軽度の障害者は、
一律で一人暮らしができるのでしょうか?

一人暮らしから生活が乱れて
グループホームに戻ってきた利用者もいます。

「3年で退去してください」と言えますか?

グループホームにいれば支援が入る。
その点に安心されたご両親に
「3年後に退去してください」と言えるでしょうか?

なぜ有識者の中に事業運営者がいないのでしょうか?
大学教授と厚生労働省の職員、○○コンサルティング会社の方は
入居者の声を本当に聴いているのでしょうか?

アンケートを取れば現場の実態を
把握している“つもり”なのでしょうか?

憤りと危機感をいだく事業者は多数います。
署名活動が始まっています。
ぜひご協力ください。

https://www.change.org/p/%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%BE%8C%E8%97%A4%E8%8C%82%E4%B9%8B-%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%86%8D%E7%B7%A8%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AF-%E8%A8%93%E7%B7%B4%E3%81%AE%E5%A0%B4-%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8F-%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AE%E5%A0%B4-%E3%81%A7%E3%81%99-5468fe0e-3020-4538-8fea-489b8d3fdbfd?utm_source=share_petition&utm_medium=custom_url&recruited_by_id=9f5d6ff0-2a94-11ec-b09f-55cf6823135a

『ごちゃまぜだから上手くいく PART1』

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『ごちゃまぜだから上手くいく PART1』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

2020年2月に石川県にある佛子園様を
訪問させていただきました。

様々なメディアで取り上げれられているので
ご存じの方も多いかと思います。

「ごちゃまぜだから上手くいく」

というのが雄谷理事長の考え方です。

「ダイバーシティとか、インクルージョンとか。
 そういった言葉が近年使われますが、
 ピンと来ないんですよね」

とおっしゃっていました。

実は私も同じ感覚です。

カタカナしてカッコよいイメージを作り出しているだけで、
本質をボカしている気がします。

雄谷理事長はお寺で生まれています。

そのお寺は、戦災孤児などをお預かりしていたそうです。

障害をお持ちの方も当時たくさんいたそうで、
30人近くの方が一緒に住んでいた。

「自分は赤ちゃんの頃、
 その障害者さんに抱っこして育ててもらった」

と言います。

生まれた瞬間から色んな人に囲まれて育った。
それが日常の環境でした。

そしてその環境は、
「心地よかった」と言います。

まさにごちゃまぜ状態。

資本主義のベースとなる考えは効率化。
効率化をしようと「区分け」が始まる。

それはビジネス領域だけでなく生活圏も同様。
区分けをする。

誰かの物差しで区分けをして、
一箇所に生活を集約していく。

そういった現代の流れは止められないかもしれない。

一つ気になることは、
区分けをして、効率化をして、
はたしてヒトは幸せになったのか?
ヒトは豊かになったのか?

私が雄谷理事長と話している本社には、
色んなヒトがそこにはいました。

職員がいたり、学生がいたり、
地域の親子づれがいたり、障害者がいたり、
高齢者がい、温泉やジムに通う地域の人がいたり…。

色んな人がそこにいたわけですが、
私も“心地よかった”んですよね。

同じようなヒトを同じような場所に集めるのは
効率的ではあるが、不自然なこと。

もともと人間は「ごちゃまぜ」の中に生きることが
自然で豊かになれる気がします。

『障害者の賃金を上げるには?』

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『障害者の賃金を上げるには?』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

とあるB型作業所へ見学に行ってきました。
ここではS社とします。

S社では利用者さんへ平均賃金4.5万/月程度を
お支払いしていると聞いたので。

最新データはわかりませんが、
全国平均では2万~2.5万円/月くらいではないかと思います。

どうやって障害者さんの賃金をあげていくか、
社会課題の一つであります。

S社で働く利用者さんは、
多くの方がキビキビ働いていました。

特殊加工された印刷物の梱包作業なので、
少し難易度が高いそうです。

職員さんも少しでも生産性をあげようと
上手に段取りを組んでいました。

何か特別に法律が変わらない限り、
B型作業所の賃金をあげていくには、

・少しでも付加価値の高い仕事を受託する
・少しでも生産性を上げて多くの仕事量をこなす

という2点しかないかなと思いました。

B型作業所も見方を変えれば企業。

企業も付加価値のある仕事を受託して、
生産性を上げて、仕事量をこなす。

そうしなければ社員給与は上がりません。

当たり前のことですが
B型作業所と企業の共通点を考えさせられました。

『近所の理解って何ですか?』

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『近所の理解って何ですか?』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

不動産仲介の会社の方の感覚値では、
以前よりもグループホーム用途で既存物件を借りることが
難しくなっているとのことでした。

断られる割合が圧倒的に増えたとのことです。

グループホームを推進している東京都へも
苦情の電話が増えているとのことでした。

「勝手にうちの近所に障害者の住居を作るな」と。

そのため以前にも増して、

「近所の理解は得られているのか?」と確認を受けます。

近所ってどこまでを指しているのか?

理解といわれても、一人でもNOと言われたら
説得しないといけないのか?

近所トラブルで開設が6ヶ月も延期されたり、
中止になった例も過去あります。

相変わらず福祉は大事な事業ではあるが
うちの近所ではやるな!という発想は根強いですね。

多様性ある社会って、
いつになったら実現できるのでしょう…。

偏見や過去のイメージで福祉を見ている人は、
実際の姿を見てほしいなと思います。

『ヘルプカードのトラブル』

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『ヘルプカードのトラブル』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

電車やバスを利用していて、
ヘルプカードをつけている方を見かけるようになりました。

もともとの目的は、外見から分からなくても
援助や配慮を必要としている方々が、
周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、
援助を得やすくするためです。

ヘルプカードの取得はそんなに難しくないそうで、
簡単に手に入る自治体もあるそうです。

ですので悪用されてしまうケースもあると聞きます。

こんな記事が先日出ていました。

→https://news.livedoor.com/article/detail/17075933/

「このカードが見えねぇのかよ!」と怒鳴る男性の声。
おそらく私もそこにいたらビックリするでしょう。

この男性がどういった人物なのかは、
接点がないので詳細のコメントはできません。

ただこういった記事を見ることで、
少数の方の行為により、
イメージが悪くなることは避けられません。

彼は、

「ヘルプカードを自分を持っている。
なぜ席を譲らないんだ」

と思って、感情的になったのかもしれません。

しかし正確に言えば、
席を譲らないといけないというルールはありません。

意図していることは「配慮」の推奨です。
席をゆずるというのは選択肢の一つなのです。

ヘルプカードを使って加害者になってしまう。
こういったケースが増えないことを願いたいと思います。

“お互いに様”の精神を忘れずに。