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『福祉とビジネスは対局にある?』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『福祉とビジネスは対局にある?』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

先日、福祉関係の経営者数人と話をしていました。
話題はどのようにグループホームを
成り立たせていくかです。

国からの報酬で成り立っている事業。
これから先、報酬が増えることは考えにくい。

報酬が下がっていく前提で、
どのように赤字にならずに経営していくかを
相談し合いました。

他の経営者が言われていたのは、

「こういったお金の話が率直にできて有り難い。
 社内ではお金の話はしずらい」

というもの。

あくまでも福祉事業なのであって、
無償ボランティアではありません。

福祉従事者の待遇が問題になっているくらいですから、
利益を無視してはいけません。

ただ未だに
「利用者のことだけを考えて収益は無視」

という極端な人もいます。

だからスタッフ関係者の待遇が
変えられないんですよね。

気づいたら手遅れで、倒産して統廃合されていく。

現場スタッフはまだしも、せめて責任者は
利用者満足+事業としての成立を考えたいですね。

『意外と奥が深い行政対応 その⑤』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『意外と奥が深い行政対応 その⑤』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

行政とのやりとりで
面倒くさく感じてしまうのが書類です。

何かと提出する書類が多いですね。

きちんと運営しているかどうかも、
結局の所、(記録を含めた)書類が
ルールに基づいて書かれているかどうか。

書類がきちんと書かれている=サービスの質が高い

というわけではないないですよね。

そこには相関関係がありません。

高齢者介護の世界で働いている方は、
「とにかく書くことが多すぎて記録が大変だ」
と言います。

その都度、書けるわけがないという声も聞かれます。

記録を書いている=利用者を見ていない時間

という理屈で考えると、

記録類を増やすと利用者を見なくなる時間が
増えるという矛盾が起こります。

でも行政側は
「利用者をよく見なさい」と言う。

するとよく見ているかをチェックするために
また書類が増える。

するとまた利用者を見る時間がなくなる。

書類以外に運営側を査定する方法がないのでしょう。

逆の見方をすれば書類さえ整備していれば、
きちんと運営している施設だと思ってもらえますね。

『意外と奥が深い行政対応 その⑥』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『意外と奥が深い行政対応 その⑥』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

先日、あるグループホーム経営者と
話していた時の話です。

A社長の会社では手続き漏れがあり、
報酬が減算になってしまいました。

過誤請求を急いで処理するように
行政から急かされていました。

「今月末までには過誤調整をして
支払いを完了させてください」

と。

他県のグループホームの方と相談していると
A社長の運営体制ではある加算を取ることが
できることを知ったそうです。

同じ行政担当者にその件を聞くと

「もちろん加算は取れますよ」

という回答が返ってきました。

でもA社長は釈然としなかったそうです。

上の担当者には社内の現在の体制、
加算の取得状況を伝えてはいた。

すべて把握していたのです。

でも「〇〇の加算が取れますよ」
というアドバイスは担当者からはない。

そこでA社長は改めて気づいたようです。

担当者は減算についてはルールなので
厳しく取り締まる。

でも加算については、
運営側から問い合わせをしないと回答をしない。

減算は能動的に、加算は受動的にという姿勢だと。

だからルールが改正されたら
ホーム側から情報を取りに行き、

「〇〇加算は当グループホームは該当しますか?」

と、こちらから確認していかなければなりません。

無知は経営を圧迫してしまいます。

『意外と奥が深い行政対応 その④』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『意外と奥が深い行政対応 その④』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

行政職員とのやりとりで
一度は言われたことがあるセリフがあります。

T課にわからないことがあるので問い合わせてみる。

すると

(T課)
「それはうちの管轄ではないので
 X課に聞いてもらえますか?」

それを信じてX課に連絡を入れてみる。

(X課)
「それはうちの管轄ではないですね。
はっきりとしたことはお答えできないです」

(私)
「X課に連絡を入れてもらえれば分かると
T課に言われたので電話を入れたんですが…」

「そうなんですか。
本当は私ども管轄ではないんですけど」

(私)
「私は言われた通りに電話をしただけですので。
誰でもいいので回答を出して頂けますか?」

そうするとしぶしぶ、

(X課)
「では社内で分かる者がいるか確認しますので、
しばらくお待ち下さい」

行政側は過剰にも縦割り組織になっています。

自身の管轄外のことは一切答えてくれない。

複数の部署に関わるような話題ですと、
たらい回しにされることもあります。

過剰な縦割り組織ですから、
自身の領域のことは文書化されていれば
明確に答える。

それ以外は答えないというスタンス。
発言=責任問題になりますからね。

仕方ないかな…とは思いますが、
何回もたらい回しするのは
止めていただきたいですね。

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◯募集:世話人or生活支援員
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◯曜日: 火・水・金の中で週1回
17時~9時

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◯連絡先:info@gh-haru.com
松本宛
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『意外と奥が深い行政対応 その③』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『意外と奥が深い行政対応 その③』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

前回は都道府県ごとに
基準が異なるというお話でした。

今回は、よくある行政側職員とのやりとりです。

行政側職員のお話の仕方は、
テレビに映る政治家に近い印象です。

「明文化・ルール化されているものは、
 それに基づいて話す。
 それ以外の話は明確に意思を表明しない」

下手なことを言えないということが
根底にあるのでしょう。

行政側がリスクを負う発言をしないように
指導されているのでしょうか。

まぁ、聞いている方が釈然としません。

私:
「〇〇の法律が規制緩和されると聞きました。
△△はどのように変わりますか?」

職員:
「正式に通達がおりてきていないのでわかりません。
お伝えできません」

私:
「6月に施行と新聞等で放送されていますが…
〇〇さんの予想では何日に通達がおりますか?」

職員:
「わかりかねます。
正確なことをお伝えできないんです」

私:
「グループホームをAタイプとBタイプでやっている人が
いますが、Aタイプは全体の何割なのでしょうか?」

職員:
「正確な調査をしていないので明確にはお応えできません」

私:
「正確なデータでなくてもいいんです。
〇〇さんの肌感覚でも構いませんので」

職員:
「AタイプとBタイプ、両方見たことはありますが、
何割とは言えません」

何の回答にもなっていませんね。

行政側の方なんで、
個人的な意見や推測は控えないといけないのでしょうか?

対応が人によって異なると
非難されるかもしれませんしね。

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