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『グループホームが破壊される PART4』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『グループホームが破壊される PART4』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

引き続き、有識者会議で議論されている
現状のグループホームを「一般型」と「自立生活移行支援型」に
分けるという案について触れたいと思います。

厚生労働省のHPより。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000194160_00012.html
(※指定課題番号2 「障害者支援のあり方に関する調査研究」)

(仮称)自立生活移行支援型では、
グループホームとしての標準利用期間を定めるということです。

今でも通過型と呼ばれる、
利用期限が予め定められているグループホーム形態があります。

インセンティブを付けてこちらの形態を
いかに増やすかを検討すればよい。

現状の滞在型のグループホームを無理やり、
利用期限を決めるなどをすれば、大混乱は免れないでしょう。

なぜならば滞在型のグループホームには、
滞在を望んでいる利用者が大前提です。

グループホーム側の強制ではなく、
自分のタイミングで自立したい方は、
数年たったら自立しています。

一人暮らしの初期費用の面で懸念があるならば、
引越一時金などで利用者をサポートする体制を作ればいい。

グループホームの形態を変える必要はありません。

また「一人暮らしに移行」、
「障害者を理解した機関が住居探しをサポート」と
簡単に書きますが、なかなか難しい方がいるのでも現状です。

オーナーさんの理解が得られなければ、
不動産仲介会社に断られます。

ご本人ではなくご両親が契約を交わして、
実際はご本人が住むというグレイゾーンの手段を
取っている方もいます。

就労が安定しない=給与が安定しない。
家賃滞納して行き場に困るという方もしました。

こういったケースが散見するとさらに借りにくくなります。

ですので無理やり「自立生活支援型」のグループホームへ体制変更し、
数年間しか滞在できないとするのは検討外れ。

滞在型のグループホームの形態は保ちつつ、
一人暮らしを希望する利用者をサポートする施策を
検討することが適していると思います。

憤りと危機感をいだく事業者は多数います。
利用者からも声が上がっています。

署名活動が始まっています。
ぜひご協力ください。

https://www.change.org/p/%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%BE%8C%E8%97%A4%E8%8C%82%E4%B9%8B-%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%86%8D%E7%B7%A8%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AF-%E8%A8%93%E7%B7%B4%E3%81%AE%E5%A0%B4-%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8F-%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AE%E5%A0%B4-%E3%81%A7%E3%81%99-5468fe0e-3020-4538-8fea-489b8d3fdbfd?utm_source=share_petition&utm_medium=custom_url&recruited_by_id=9f5d6ff0-2a94-11ec-b09f-55cf6823135a

『グループホームが破壊される PART3』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『グループホームが破壊される PART3』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

引き続き、有識者会議で議論されている
現状のグループホームを「一般型」と「自立生活移行支援型」に
分けるという案について触れたいと思います。

厚生労働省のHPより。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000194160_00012.html
(※指定課題番号2 「障害者支援のあり方に関する調査研究」)

地域で自立した生活を行うために必要な知識、
技能等を身につけるためのサービスを「訓練等給付」と言います。

グループホームは利用者へサービスを提供することで
「訓練等給付費」を報酬としていただきます。

私はこの言葉に当初から違和感がありました。

就労移行支援、就労継続支援(A型・B型)等あれば、
そこには「労働」もしくは労働に向けて訓練という意味で
訓練という言葉は馴染みます。

しかしグループホームは生活の場。

生活の場で訓練されたい人はいるのだろうか…。

一人暮らし=自立ではないですが、
一人暮らしに向けて、生活の中で訓練を受けたい人は
その目的で設置されたサービスを利用すればいい。

私たちが住居に求めるのは、
訓練ではなく、安心・安全・居心地のよさ。

以前、19歳の障害者の息子を持つご両親と話した時の話です。

「息子が通う特別支援学校では、
何とか“できる”ように訓練する。

長い間、息子を見ている私からすれば、
できないことはできない。
むしろ“できない”ことは割り切って
受け入れることの方が大事。

先生が“できる”ように躍起になることは、
かえってハレーションやストレスを起こす」

こんなことを漏らしていました。

「訓練等給付費」といっている限りは、
なんとか“できる”ようにするという根底の考え方から
抜け出せないのではないか。

だから今回の改正案でも、
訓練をして一人暮らしへ送り出すという発想が出てくる。

訓練が求めている人は誰で、
訓練をする場はどこなのか。

そこを見誤ってはいけないと思います。

憤りと危機感をいだく事業者は多数います。
利用者からも声が上がっています。

署名活動が始まっています。
ぜひご協力ください。

https://www.change.org/p/%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%BE%8C%E8%97%A4%E8%8C%82%E4%B9%8B-%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%86%8D%E7%B7%A8%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AF-%E8%A8%93%E7%B7%B4%E3%81%AE%E5%A0%B4-%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8F-%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AE%E5%A0%B4-%E3%81%A7%E3%81%99-5468fe0e-3020-4538-8fea-489b8d3fdbfd?utm_source=share_petition&utm_medium=custom_url&recruited_by_id=9f5d6ff0-2a94-11ec-b09f-55cf6823135a

『グループホームが破壊される PART2』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『グループホームが破壊される PART2』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

前回に続き、有識者会議で議論されている
現状のグループホームを「一般型」と「自立生活移行支援型」に
分けるという案について触れたいと思います。

厚生労働省のHPより。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000194160_00012.html
(※指定課題番号2 「障害者支援のあり方に関する調査研究」)

こちらの会議の報告書の12ページには、

A:
「グループホームの家賃助成があることにより地域で一人暮らし等が
 可能な障害者であっても、家賃助成によるグループホームに留まる
 インセンティブになっている」

B:
「家賃助成が家賃に上乗せされる形で事業者の利益になっているのでは
 ないかという指摘がある」

と記載されています。

Aについて。
決して一般のビジネスマンほどには所得はないものの、
一定の収入が得られている利用者は、
納税額を鑑みて、家賃助成対象から外されています。

ですから家賃助成をしてもらえてなくても、
グループホームを望んでいる方がいます。

勤務先の経営状況や勤務先の条件や勤務期間などによって、
収入は変わりますので、
「収入がより高い=支援がいらない」
という構図も当てはまりません。

上記のような利用者はほんの一部で、
経済的に余裕がない利用者の方が多数でしょう。

家賃助成がインセンティブというよりも、
家賃助成1万円も基本的な生活をする上では、
絶対的に不可欠レベルだということです。

 

就労した際にバックされる収入の改善、
住居先の家賃が下がらない限り、
一人暮らしの生活は成り立たなくなります。

 

Bについて。

契約書を交わす段階で利用者には家賃の説明もしている。
毎月の請求書と領収書も発行している。

そこには家賃助成額の明記も当然あります。
ですから通常起こりえない話です。

もし事業者の利益にしている所があるならば、
悪徳事業者のみです。

必要であれば、定期的に実施されている監査に
項目を付け加えるだけでいい。

家賃助成は利用者の生活を成り立たせる生命線です。
人間の心があればまずはやらない。

もし小細工して何かしら不正をしているならば、
事業所許可を取消するなどにすればいい。

憤りと危機感をいだく事業者は多数います。
署名活動が始まっています。
ぜひご協力ください。お知り合いの方にもご案内ください。

https://www.change.org/p/%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%BE%8C%E8%97%A4%E8%8C%82%E4%B9%8B-%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%86%8D%E7%B7%A8%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AF-%E8%A8%93%E7%B7%B4%E3%81%AE%E5%A0%B4-%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8F-%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AE%E5%A0%B4-%E3%81%A7%E3%81%99-5468fe0e-3020-4538-8fea-489b8d3fdbfd?utm_source=share_petition&utm_medium=custom_url&recruited_by_id=9f5d6ff0-2a94-11ec-b09f-55cf6823135a

『グループホームが破壊される PART1』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『グループホームが破壊される PART1』
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こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

現在、有識者(大学教授7人)により、
グループホームについて検討会議が
4回に渡って開かれたそうです。

それがとんでもない内容です。

3年後にこれが適用されると、
入居者も混乱し、事業者も1/3が倒産するでは?と
危機感と怒りを抱きます。

検討会議の趣旨は、
グループホームを「一般型」と
「自立生活移行支援型」に分けるというもの。

「一般型」は重度の障碍者を受け入れ、利用期間を定めない。

一方で「自立生活移行支援型」は、軽度(区分3以下を想定)を
受け入れ、利用期間を設定(目安3年)される。

簡潔に言えば、
区分3以下の中軽度の障害者は
グループホームを3年しか利用できない。

その後は一人暮らしを始めなさいということ。

現状、一人暮らしができる人で
一人暮らしを望む人は数年間グループホームに生活した後、
一人暮らしを始めています。

なぜ区分で切って利用者の進路を決めてしまうのかが
理解できません。

中軽度の障害者は、
一律で一人暮らしができるのでしょうか?

一人暮らしから生活が乱れて
グループホームに戻ってきた利用者もいます。

「3年で退去してください」と言えますか?

グループホームにいれば支援が入る。
その点に安心されたご両親に
「3年後に退去してください」と言えるでしょうか?

なぜ有識者の中に事業運営者がいないのでしょうか?
大学教授と厚生労働省の職員、○○コンサルティング会社の方は
入居者の声を本当に聴いているのでしょうか?

アンケートを取れば現場の実態を
把握している“つもり”なのでしょうか?

憤りと危機感をいだく事業者は多数います。
署名活動が始まっています。
ぜひご協力ください。

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『イライラと上手に付き合う』

こんにちは。
障害者向けグループホームを運営する松本です。

福祉業界の管理職向けの研修の一部に

「アンガーマネジメント」

の内容を盛り込まれているものがあります。

それだけ「イライラ」する場面が発生し、
それに対処しなければならない状況が
あるからだと思います。

「入居者が同じ話を10回も繰り返し、
聞かなければならない」

「入居者本人が分かりました!気を付けますと答えても、
3日後にはできなくなってしまう」

「ホームのルールを何十回、
説明しても守られていない」

「他利用者に迷惑をかける行為をしていても、
自分の非を素直に認めない」

「ルールを外れた要望が多い。
ワガママ発言を繰り返す」

職員は「イライラ」する場面が
そこら中にあるわけです。

他の仕事も一緒ですが、
その「イライラ」をその場で出すか。
他の場で出すか。

その場で出してしまうと、
入居者に感じ取られてしまう。

涼しい顔をして冷静に対処することが
求められますね。

「イライラ」している時に、
自分の感情を客観視できる人は少ない。

周りから見たら、
「あの人はイライラしていた」
という証言が出てくる。

自分の表情は自分が一番見えていません。
本人は自覚していないことが多い。

感情がそこまで表出化していると
思っていないことが多い。

プラスの感情は豊かに表現する。
マイナスの感情は冷静に沈める。

全てのサービス業で共通していることですね。