障害一般

『発達障害を告白する著名人』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『発達障害を告白する著名人』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

著名人の方で発達障害を告白されている方が、
国内・国外、いろいろな方がいます。

・黒柳さんはADHD、計算障害、読書障害

・勝間さんはADHD

・スーザン・ボイルさんはアスペルガー症候群

・ブリトニー・スピアーズさんはADHD

・パリス・ヒルトンさんはADHD

・トム・クルーズさんは学習障害

他にもエジソンやアインシュタイン、モーツアルトも
該当するという説もあります。

発達障害のプラス面に光を当てる意味があるのでしょう。

上のような著名人の名前を出して、

「発達障害は実は可能性に満ちている」

と言っている書籍や記事も見られます。

これは発達障害を持っている本人たちからすれば
いい迷惑だという話を聞きました。

「なぜ1人/1000人くらいの特殊な才能を持った人を
 例に出して、発達障害者のバーを上げるのだろうか…」

なるほどな…と思いました。

稀有な人に注目するのか、大多数の人に注目するか。

発達障害を持った人の中でも
多様性があると思っていないと危険ですね。

『乙武洋匡さんがショックを受けたこと』

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『乙武洋匡さんがショックを受けたこと』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

タレントであり元スポーツライターの
乙武洋匡さん。

以前、彼の講演を聞いたことがあります。

会場は満席でした。

彼は講演が上手で
ユーモア溢れる90分間でした。

様々な差別の中で生き抜いてきたこと、
母親への愛などを聞いて、
多くの聴講者が感動していたと思います。

その中で衝撃的だったことがあります。

乙武さんが一番辛かったこと。

それは、

自分が積極的に活動すればするほど、
批判をするのは同じ障害者だったと言います。

乙武さんが頑張れば頑張るほど、
「お前もできるだろう!」

「なんでやらないんだ!」

「さぼっているのか?甘えているのか?」 等

乙武さんと比較をされて
言われるのが嫌だというのです。

障害者だって、努力をすれば
乙武さんのようになれると世間が思ってしまい、
そうなることを自分にも押し付けているように
感じるのでしょう。

乙武さんは同じ障害者へ勇気を与えたかった。

でも一番批判されたのも障害者だった。

健常者であろうが障害者であろうが、
目立つことをやれば叩かれるのは一緒。

それでも、やるのかやらないか。
シンプルな選択です。

『就職時に障害を隠すか?オープンにするか?』

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『就職時に障害を隠すか?オープンにするか?』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

一般就労する際、
障害のことを企業側にオープンするか、
クローズにするかの選択があるでしょう。

障害者雇用枠で応募する際は、
当然オープンになるかと思います。

オープンにした方が
障害特性を理解してもらうことが前提なので
働きやすさはあるでしょう。

定着率が高いとも言われています。

オープンにしないことで

「なんでこのくらいのことができない?」

と言われる事が増えるでしょう。

「やる気の問題」「能力の問題」と
上司や会社から見られてしまうかもしれません。

ただしクローズの方が業務内容にもよりますが
賃金が高い傾向があります。

どちらを選択するかは本人次第。

精神障害手帳を所持しているが、
クローズで就職している方も一定数います。

ある会社では
「処遇を変えることをしない」という約束で
社内で障害者手帳の所持率をアンケートでとった所、
0.5%程度いたとのことでした。

会社側はオープンにしてもらいたいでしょうが
必ずしも義務づけられているわけではありません。

『発達障害の診断が下る境界線』

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『発達障害の診断が下る境界線』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

大人の発達障害は、
テレビや雑誌の特集などによって認知度が
だいぶ高まりました。

一方で

「空気を読めない」「妙なこだわりがある」
「コミュニケーションが取れない」

それだけで発達障害ではないか?
と冗談半分で言う人も出てきました。

身近な障害になってきましたが、
定義や意味の曖昧さが残ります。

実際にクリニック等へ悩んだ人が診察を受けにいくと、

「発達障害の傾向はあるが診断はおりない」

ということが起こります。

「Aの医師からは発達障害ではないと診断されたが、
他の医師に見てもらったら発達障害という診断がおりた」

というケースもあります。

発達障害は「ここからが障害」という
明確な線引がないため、
医師によって診断結果が異なってしまうそうです。

そのため微妙な範囲だと
「傾向がある」にとどまるようです。

どうしても医師の診断がほしい方は、
クリニックを複数訪問する方もいると聞きました。

診断はおりないけれど、
発達障害の傾向を持っている方は、
世の中に多数いることになりますね。

『大山会長から学んだ4つの幸せ』

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『大山会長から学んだ4つの幸せ』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

本日は残念なお話です。

日本理化学工業の大山泰弘会長が亡くなられました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42558840W9A310C1CC0000/

粉の出ない「ダストレスチョーク」で
チョークのトップシェアを誇り、
障がい者雇用率も70%として注目されていました。

大山会長には講演ゲストとして過去ご登壇いただきました。

約10年前に川崎の工場に見学もさせていただきました。

工場の運用を工夫しさえすれば、
障害者雇用率が高くても、
これだけ良品質のものが作れるのかと驚きました。

そして

「人に愛されること、
 人に誉められること、
 人の役にたつこと、
 人から必要とされること、

 人間の究極の幸せはこの4つです。

 働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのです。

 その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」

という大山会長の言葉に感銘を受けました。

社員がイキイキと働いている会社とは、
言い換えればこの4つの幸せが満たされている状態では
ないかと思います。

クライアント先でもそのような会社を作りたいし、
自社でもそのような会社に近づきたいと思っています。

この意志を持ち続けることを
亡き大山会長と約束したいと思います。