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『発達障害を告白する著名人』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『発達障害を告白する著名人』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

著名人の方で発達障害を告白されている方が、
国内・国外、いろいろな方がいます。

・黒柳さんはADHD、計算障害、読書障害

・勝間さんはADHD

・スーザン・ボイルさんはアスペルガー症候群

・ブリトニー・スピアーズさんはADHD

・パリス・ヒルトンさんはADHD

・トム・クルーズさんは学習障害

他にもエジソンやアインシュタイン、モーツアルトも
該当するという説もあります。

発達障害のプラス面に光を当てる意味があるのでしょう。

上のような著名人の名前を出して、

「発達障害は実は可能性に満ちている」

と言っている書籍や記事も見られます。

これは発達障害を持っている本人たちからすれば
いい迷惑だという話を聞きました。

「なぜ1人/1000人くらいの特殊な才能を持った人を
 例に出して、発達障害者のバーを上げるのだろうか…」

なるほどな…と思いました。

稀有な人に注目するのか、大多数の人に注目するか。

発達障害を持った人の中でも
多様性があると思っていないと危険ですね。

『グループホームでのイベント』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『グループホームでのイベント』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

前回はグループホームは
人件費をコントロールができなければ
利益を出すのが難しいという話でした。

利用者さんの立場で考えると
ホームであれこれイベント(非日常性)がある方が
嬉しいですよね。

私たち支援者も非日常を作り出したいという
気持ちはあります。

しかしグループホームにいる利用者さんは
所得が高くありません。

そのため日常的に利用者さんは、
とてもお金を大事に使っています。

イベントをやるにしても、
利用者さんの費用負担を最小限度に
しないといけません。

費用がかかると参加ができなくなりますから。

結局の所、
イベントの開催費用を
法人が負担にすることになります。

しかし利益が出にくい構造なので
負担費用の限界があります。

これらの条件が重なり、
あまりにも費用がかかるイベントは
開催不可となります。

極力お金がかからずに、
いかに楽しめる非日常性のイベントができるか。

知恵を出して企画するしかありません。

『グループホームは利益が出るのか?』

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『グループホームは利益が出るのか?』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

他業界の経営者の方からゲスな話ですが
「グループホームは儲かりますか?」と
聞かれることがあります。

結論から言えば、
小規模でやっている限りは利益が出ません。

規模を拡大していくと
利益が出るようになります。

高齢者介護と一緒で
売上の上限はおおよそ決まっています。

利益を残すには必要のない経費を
削減しないといけません。

グループホームの経費9割近くは、
「人件費」が占めています。

ですから利益を残すには「人件費」を
最適化しなくてはなりません。

利用者さんの障害度や人数によって、
職員を最低限配置する時間が決まってきます。

ある一定以上、減らすことはできないのです。
サービスの質の低下にも繋がりますし。

都内の時給はどんどん上がっています。

欠員が出てしまい応募がなければ
広告費を出し続けることもあります。

軽度の障害の方への加算も
減算される傾向にあります。

限られた財源、この先増えることはないでしょう。

基本的に薄利ビジネス。
規模を広げて、薄利を積み上げていくことになるのです。

『グループホームへの新規参入は嘘だらけ』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『グループホームへの新規参入は嘘だらけ』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

最近は、グループホーム開設を支援するための
セミナーが開催されるようになりました。

建築業界の方が、これからの不況対策で
コンサル会社とパートナーを組んで実施しています。

グループホームを建設しましょうだったり、
2Fには住まいを、1FにB型事業所を
作りましょうだったり。

グループホームを作って
オーナーになり不労所得を得ましょうだったり。

告知の仕方は様々ですが、
どれも過剰広告です。

それを信じてしまったら大変なことになります。

私の知り合いで訪問看護事業所をやっていて、
今回障害者のグループホーム事業に参入した。

結果9ヶ月で閉所しました。

なかなかスタッフが確保できないため、
結局はオーナーが夜勤を週3回している状態。

400万人の待機者がいると言われていますが、
オープンして9ヶ月で2名しか入居者が決まらない。

利益もなかなかでないし、
本業にも影響が出てしまったとのことでした。

新規開設を勧めるセミナーは
いいことしか言いません。

マイナス情報を隠します。

マイナス情報をオープンにすると
開業に踏み切らないですから…。

実際にグループホームを開設するならば、
運営しているホームに
実態を確認したほうがいいですね。

始めたら途中でなかなか止められないのが
この事業ですから。

『乙武洋匡さんがショックを受けたこと』

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■間違いだらけの「障害」と「グループホーム」■
『乙武洋匡さんがショックを受けたこと』
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こんにちは。
大田区で障害者向けグループホームを運営する松本です。

タレントであり元スポーツライターの
乙武洋匡さん。

以前、彼の講演を聞いたことがあります。

会場は満席でした。

彼は講演が上手で
ユーモア溢れる90分間でした。

様々な差別の中で生き抜いてきたこと、
母親への愛などを聞いて、
多くの聴講者が感動していたと思います。

その中で衝撃的だったことがあります。

乙武さんが一番辛かったこと。

それは、

自分が積極的に活動すればするほど、
批判をするのは同じ障害者だったと言います。

乙武さんが頑張れば頑張るほど、
「お前もできるだろう!」

「なんでやらないんだ!」

「さぼっているのか?甘えているのか?」 等

乙武さんと比較をされて
言われるのが嫌だというのです。

障害者だって、努力をすれば
乙武さんのようになれると世間が思ってしまい、
そうなることを自分にも押し付けているように
感じるのでしょう。

乙武さんは同じ障害者へ勇気を与えたかった。

でも一番批判されたのも障害者だった。

健常者であろうが障害者であろうが、
目立つことをやれば叩かれるのは一緒。

それでも、やるのかやらないか。
シンプルな選択です。